一月の最後の一週間、丹波市山南町で薪ボイラーの煙突施工と、薪ストーブの施工に行ってきました。施工させて頂いた建物は、春から農家民宿になる予定です。
さて、使う煙突はもちろんDINAK煙突。
先ずは屋根の開口。煙突の出口が、隅棟近くで瓦をめくりにくい為、少々難しい工事です。
煙突を立ち上げ。
雨仕舞いをします。フラッシングは、隅棟の冠の下まで被せています。
出し桁の桁を利用し、自作の桧材を桁に取り付け、固定はしっかりとステンレスのコーチボルトで縫付けます。
煙突出口が軒先で、煙突を支持する場所がないので、意図的に曲げ部材で曲げ、二階の軒先めがけて、煙突を延ばし、計算通り取付完了です。
次は、ストーブ工事ですが、ボイラーに続き、またまた、瓦の奥付近くのややこしい所に煙突が出てきます。瓦をめくり。
雨仕舞い完了。
瓦の奥付けギリギリ、曲げ部材で絶妙に軒を交わしながら延びる煙突。計算通り仕事が進めば気持ちが良い。
煙突を15度で曲げたので、角度に合わせた桧材を桁に固定し、しっかりと煙突を固定させます。
煙突出口は瓦奥付けをできるだけ交わすように、設定したので、そのまままっすぐに煙突が延びれば、ストーブ本体が壁にギリギリになり、危険なので、もう一度15度で曲げて、ストーブ本体を壁から離してやります。
PANADERO社ISLA。取付完了です。
入母屋造りの農家民宿に、二本の煙突が出ました。奥が薪ストーブの煙突。手前がボイラーの煙突。薪ボイラーは土間の工事が完了してからの据付になります。
丹波市山南町。みんなの村 農家民宿、春にオープン予定だそうです。
質問ですが、煙突の周りに黒い瓦がひいてありますが、特殊な瓦のか、何か塗ってあるのか、教えていただけますか?
よろしくお願い致します。
煙突の周りの黒い部分ですが、自在フラッシングと言われるシート状の部材です。立ち上がり部分と一体になっていて、瓦によくなじむ、柔らかい素材です。